アルパインクライミングスクール@伊豆 城山 西南カンテ













  

2011年08月26日 Posted by works at 09:00Comments(0)スポーツ・アウトドア

剱岳 八ツ峰上半部~立山三山縦走

またしても更新が止まってました…。
終わりつつある夏を振り返りつつ、ぼちぼち書いていきます。

まずは海の日の連休、
クライミングの師匠である「Oyajiくん」夫妻に声をかけていただいて、
剱岳の八ツ峰を登ってきました。

本格的なアルパインクライミングのデビュー戦です!


立山黒部アルペンルートで、黒部ダムなど眺めつつ室堂へ着くとこの景色!
最終日に縦走する予定の立山三山。
青と緑と白のコントラストがタマらないですね~


みくりが池あたりまでは、観光客もたくさんいてマッタリムードです。


剣御前小屋まで登ると目の前に剱岳が!
右に伸びるギザギザの稜線が、明日アタックする八ツ峰。


剱澤小屋のテン場はロケーション最高!
ここで剱岳を眺めて一杯飲るのもイイですね。


長~い剱沢を下っていきます。


途中で明日の取り付き地点の偵察。
映画「剱岳点の記」でおなじみの長次郎谷から5.6のコルを目指します。
登りキツそうだな~

一日目は更に下って真砂沢ロッジ泊。
軽く一杯やって早々に就寝。


2日目は3時出発で、ヘッドライトの灯りを頼りに登っていきます。


長次郎谷の登りは想像した通りなかなかキツイ。


ようやく5.6のコルに到着。イイ天気!


後ろには5峰のピークが。トンガッテルね~


そしてこちらが6峰の取り付き。


すでに先行パーティーが登っています。


クライムオ~ン!

この直後、先行者の落とした落石をくらってしまい、
危うく大怪我するところでした。
アルパインデビューで強烈な洗礼でしたが、
幸い体に当たる直前に、岩が壁にあたって割れてくれたおかげで、
腕にあざができて、着ていたシェルが破けた程度で済んだのでクライミング続行。


6峰上部。後ろは5峰のピーク。


ロケーション最高ですね~


これから登る7峰~8峰方面。
写真だとギザギザすぎて何がなんだかわかりませんね。


剱岳本峰がなだらかに見えます。


6峰Dフェースの頭で昼飯。
この景色の中で食べるおにぎりは最高!


落石で服が破れてるのに、なんだか嬉しそうです…。
この時は頭のネジが飛んでましたね。


Dフェースの頭からの懸垂下降


6峰への登りは比較的易しいので、フリーで登ります。


6峰のピークに立つ師匠。


6峰からの懸垂下降。高度感があって気持ちイイ!


7峰への登りは快適なクライミング


もうちょいで7峰ピーク。
難しい箇所はないけど、ロープになれてしまっているので
フリーだと緊張します。落ちたら終りですからね~


7峰のピークからの8峰。
よく見るとてっぺんに人がいます。


8峰への登り。ここはロープを出してビレイします。


師匠の奥さんTamaさん。
今回の山行では何かと本当に助けてもらいました。


8峰ピーク付近。師匠は楽々登っていますね~


8峰ピーク


右にはクレオパトラニードル。
今度はこっちも登ってみたいですね。


振り返ると、登ってきた5~6~7峰の稜線がゴジラの背のように続いています。


足元はこの高度感。


8峰から見上げる、最後のボスキャラのような八ツ峰の頭。


8峰からの懸垂下降は、両側が切れ落ちていて高度感があります。


ボスキャラをどうにか攻略して、


GOAL!八ツ峰の頭到着!
余裕があれば剱本峰まで行く予定でしたが、
時間・体力・天候から判断してここから下ります。
この頃から腹がゴロゴロ言いだして、気を抜くと爆発しそう…。
山に来るとなぜかいつもゲーリーです。


長次郎谷の下り始めはシュルントだらけで、慎重に下ります。
それにしても腰が引けすぎですね…


裏から見るとこんな感じ。


疲労と腹痛でテンパッてます。


この下りが長くてボディブローのように効いてきます。
腹が限界になって、途中で2度ほどルートから外れて野グ(以下略)

そして最終日


お世話になった真砂沢ロッジのご主人と。
この日は単独行動で寄り道をして、立山三山を縦走して帰ります。


別山から振り返って、剱岳も見納め。


立山の稜線は、昨日のような緊張する場所もなく、リラックスして歩けます。


今回の最高地点大汝山3015m。


雄山の山頂は立山神社になっていて、山頂にたつには拝観料が必要。


500円払って山頂に立つと、ちゃんと神主さんが常駐していてお祓いをしてくれます。
安全登山を祈願して祈祷してもらったあと、お神酒が振舞われます。
今回の山行のイイ〆になりました。

そんな感じで超!充実した登山でした。
剱岳周辺にはまだまだ魅力的なバリエーションルートが無数にあるので、
来年もまた行く予定。
それまでに登攀能力・確保技術等々、もっと修行をつんで鍛えないと。  


2011年08月24日 Posted by works at 21:44Comments(8)スポーツ・アウトドア